マンチェスター・シティーのスペイン代表DFエリク・ガルシア(20)が、バルセロナの来季新加入選手第1号になる見通しだと、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が11日、報じた。

バルセロナは昨夏もエリク・ガルシア獲得に動いたが、マンチェスターCに高額な移籍金を請求されたため実現しなかった。しかし今年に入って選手個人との合意を取り付け、加えてラポルタ会長が3月に就任し、クラブの財政面が改善されたため、契約合意に達したもようだ。

契約期間は5年で、今月29日に行われるチェルシーとの欧州チャンピオンズリーグ決勝後、入団が発表される予定。バルセロナ下部組織出身のエリク・ガルシアは17年夏にクラブを離れてから、4年ぶりに古巣へ戻ることになる。

エリク・ガルシアのマンチェスターCとの契約は今年6月30日までだが、バルセロナ復帰を切望し、シーズン中の契約延長を拒否したため、グアルディオラ監督の構想から外れていた。そのため今季の公式戦出場数はわずか10試合となっている。

最後にプレーしたのは3月13日のフラム戦。その後、約2カ月、公式戦出場がないが、来月開幕する欧州選手権のスペイン代表の一員に選ばれる可能性は高い。(高橋智行通信員)