カルロ・アンチェロッティ氏がレアル・マドリードの新監督に就任し、指揮官が不在となったエバートンが、ラファエル・ベニテス氏(61)を後任候補として考えていると、英複数メディアが報じた。

ベニテス氏はインテル・ミラノ、チェルシー、Rマドリードなどを歴任した名将。だがエバートンの宿敵リバプールを欧州チャンピオンズリーグ優勝に導いたこともあり、英メディアは同氏が就任すれば「ショッキングな人事だ」としている。

エバートンのモシリ・オーナーは、前ウルバーハンプトンのポルトガル人指揮官ヌーノ氏の代理人とも連絡をとっているが、金銭的な条件やコーチの陣容で折り合いが付いていない。

一方、ベニテス氏はリバプールを離れてからも、家族でマージーサイド(イングランド北西部の州。中心都市はリバプールで、同市はエバートンのホームでもある)で暮らしており、オファーはしやすいという。