「サッカーの母国」と言われながら、地元開催の1966年W杯以外にメジャー大会で勝ったことがないイングランドが好発進を切った。試合開始からクロアチアを押し込み、後半12分にMFフィリップス(リーズ)のスルーパスから、FWスターリングが決勝ゴールを決めた。

18年W杯準決勝の借りを返し、サウスゲート監督も「試合のほとんどで我々が主導権を握り、クロアチアにチャンスを与えなかった。(モドリッチら)相手の中盤にプレッシャーをかけ、自由にやらせなかったのが勝因だ」と納得の様子だった。

イングランドは欧州選手権では1968年と地元開催96年に準決勝進出。だが96年はドイツと1-1のままPK戦に突入し、サウスゲート監督がシュートを外して敗れた。イングランド、そして指揮官にとってのリベンジが始まった。

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