アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)が8日、涙でバルセロナに別れを告げた。バルサの本拠地カンプ・ノウで退団会見を開いた。スーツ姿で登場し、家族やチームメートらに見守られる中、冒頭のスピーチから涙を流し、「何を言っていいかわからない。ここに人生をささげてきた僕にとって、本当に難しいことだ」と心境を明かし、チームメートやファン、関係者への感謝の気持ちを伝えた。

退団が決まった現在でもクラブへの愛は変わらないようで「いつかまたここに戻ってきたい」とも言い、同時にパンデミックの影響でサポーターに直接別れを告げられないことを残念がった。 

また、質疑応答ではパリ・サンジェルマンに加入することが取りざたされている件について、「可能性の1つ」とし、複数のクラブから連絡があったことを認めながら、「まだどことも何も決まっていない」と話すにとどめた。