ユベントスが敵地でスペツィアに3-2と競り勝ち、今季5戦目で初勝利を挙げた。前半28分に先制も、同33分、後半4分に失点、同21分にキエーザのゴールで追いつき、同27分にデリフトがゴールを奪っての逆転勝利だった。

試合後、アレグリ監督は「最も重要なのは勝ったこと。苦しんできただけにうれしい。リードを許しても、きちんと対応し、リスクを抑えることができた。途中出場した選手も効果的だった。次はホームでの勝利を目指します」と、ひとまず安堵(あんど)したようだった。

殊勲弾のデリフトは「ユベントスである限り、すべての試合に勝たねばならない。(ここまで)4試合で勝ち点2なんて、ユベントスらしくない。シーズンが始まってから、毎試合どうやって本来の姿を取り戻すか考えてきた。ピッチにいる選手もベンチにいる選手も、全員の力が必要だ」とチーム一丸を強調。ボヌッチも「結果が出ていない重圧を和らげるためにも勝ち点3が欲しかった」と本音を明かしつつ、「僕らはこのユニホームにふさわしいことを証明し続けるしかない」と名門の意地をのぞかせていた。