スペイン1部ラリョ・バリェカノに所属するコロンビア代表FWラダメル・ファルカオ(35)が右足内転筋を負傷し、復帰までに3~4週間かかることをクラブが8日に発表した。これにより今月行われるワールドカップ(W杯)南米予選のブラジル戦とパラグアイ戦の2試合を欠場することになった。

ファルカオは6日に行われたスペインリーグ第13節レアル・マドリード戦の後半24分に出場し、その5分後にゴールを決める活躍を見せたが、同36分に負傷交代を余儀なくされた。

ファルカオは今季ここまで、リーグ戦8試合(先発4試合)、334分間出場して5得点を記録し、67分ごとに1ゴールと急ピッチでゴールを量産している。これにより10得点で得点ランキングトップのレアル・マドリードのフランス代表FWベンゼマ(97分ごとに1得点)を上回り、現在スペインリーグで最も得点率が高い選手になっている。

ラリョ・バリェカノは今季、1部に復帰したばかりながらファルカオの活躍が大きく影響し、勝ち点20を獲得して6位につけて好調を維持しているだけでなく、さらに人気が高まり、前回のホームゲームのセルタ戦のチケットは完売だった。(高橋智行通信員)