22年カタールW杯の南米予選、ブラジル-アルゼンチン(17日、0-0)を裁いたウルグアイの審判団に「重大な過ち」があったとして、南米サッカー連盟は同日、主審とビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)に無期限の出場停止処分を下した。複数の現地メディアが報じた。

その場面は前半35分。ブラジル代表FWラフィーニャがアルゼンチン代表DFオタメンディからボールを奪おうと背後から脚を伸ばしたところで、オタメンディが後ろに振り上げた右肘がラフィーニャの顎下に入った。ラフィーニャはハーフタイムに5針を縫ったものの、後半に入っても出血が止まらなかったという。

主審を務めたのはアンドレス・クーニャ氏、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を務めたのはエステバン・オストジッチ氏。「退場(に値するファウル)かどうか」を確認する場面ではVARの介入が認められており、当該場面でオストジッチ氏は「レッドカードには見えない。イエローカードだ」とクーニャ氏に助言したという。

試合は両チーム合計7枚のイエローカードが飛び交った。アルゼンチンはこの引き分けにより、W杯本大会への出場を決めた。ブラジルは既にW杯出場を決めている。