リバプールの日本代表MF南野拓実(26)が、同DF冨安健洋(23)が所属するアーセナル戦で今季リーグ戦初ゴールをマークした。

3点リードの後半31分から途中出場。1分後にアレクサンダーアーノルドの右クロスを右足で押し込んだ。

南野のリーグ戦ゴールは、期限付き移籍先サウサンプトンの一員として出場した今年2月20日のチェルシー戦以来、通算4点目。リバプールでは20年12月19日クリスタルパレス戦以来、2点目だが、本拠地アンフィールドでは初だった。南野は自身のインスタグラムに「Goals at Anfield are special(本拠地アンフィールドでのゴールは特別)」と記して喜んだ。

そんな南野をクロップ監督も激賞。地元メディアに対し「私がタキ(南野)の活躍をどれだけうれしく思っているか君たちには想像できないだろう。彼は絶好調で、今日の活躍も練習からいかに良いプレーができているかということの表れなんだ」とたたえた。

チームではフィルミノが太もも裏を故障中で、ジョタもこの日の試合で膝を負傷。オリギは病気で戦列を離れている。指揮官は「タキの出場試合は増えるはずだ。間違いない」と確約した。

○…冨安にとって悔しい一戦となった。前半39分、相手FKの場面で、目の前にいたマネのマークにつききれず、ヘディングでの先制ゴールを許してしまった。その後も相手の激しい攻撃にさらされ、チームは0-4と大敗。冨安加入後続いていた無敗記録も8試合でストップした。英イブニング・スタンダード電子版は採点で冨安にチーム最低タイの4点をつけ「ハードワークしていたがマネの対応に苦しんだ」と記した。