昨季欧州チャンピオンズリーグ(CL)王者チェルシーが嫌な雰囲気を払拭(ふっしょく)した。3-2でリーズに競り勝ち、公式戦3試合ぶりの白星を挙げた。

4日のプレミアリーグ・ウェストハム戦では後半43分に勝ち越しゴールを奪われて2-3で敗れ、8日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ・ゼニト戦でも後半ロスタイムの失点で3-3のドローに持ち込まれた。

公式戦ここ2試合でいずれも終盤に痛い失点を喫していた。この日も後半38分に同点ゴールを決められ、「またか」と嫌な雰囲気が漂っていた。だがロスタイムにDFリュディガーが倒されて得たPKを、MFジョルジーニョがゴール右に決めて3-2で勝利した。

チェルシーの2点目もリュディガーが倒され、ジョルジーニョがPKを決めたもの。3バックの一角が相手ペナルティーエリア内まで攻め上がってPKをもらい、「PK職人」ジョルジーニョは自信満々にシュートを蹴り込むという、チームの特長が出た得点だった。