バルセロナがフランス代表FWウスマン・デンベレ(24)の放出を目指し、パリ・サンジェルマンと交渉を開始した。スペイン紙スポルト電子版が30日に報じた。

バルセロナの当初の希望は、今年6月30日で契約が切れるにもかかわらず、契約延長を拒み続けているデンベレを、移籍金2000万ユーロ(約26億円)で売却すること。

さらにここにきてパリSG側から元アルゼンチン代表FWイカルディと元スペイン代表DFベルナトがトレード要員として交渉に含まれる可能性がでてきた。2人はバルセロナが早急に補強しなければいけないポジションで実績がある。

バルセロナのシャビ監督は今冬、得点力不足を解消できるストライカーの獲得を優先事項としてきた。最有力候補に挙げていたユベントスFWモラタ獲得の可能性が消え、アーセナルのオバメヤンにターゲットを切り替えたと報じられている。またジョルディ・アルバのバックアップがいない左サイドバックも補強ポイントだ。

31日が冬の移籍期間最終日。バルセロナはデンベレ放出に向けて全力を尽くすことになる。(高橋智行通信員)