スペイン1部バルセロナのシャビ監督(42)が、17日の欧州リーグの決勝トーナメントプレーオフ第1戦でナポリと1-1で引き分けたことについて「最低限、勝たなければいけなかった」と残念がった。

シャビ監督が記者会見に出席し、試合の感想を次のように述べた。「我々に唯一足りなかったのはチャンスをものにすることだったと思う。20本以上のシュートを打ち、決定的チャンスが6、7回あり、完成度の高い試合だった。しかし、手応えを感じてはいるが結果は望んだものではなかった。最低限、勝たなければいけなかったし、公平に見てあと2、3点決めていてもおかしくなかったと思う。いいプレーができたが、我々は親善試合ではなく欧州リーグを戦っており結果が重要だ。でもチームが改善されていることに関しては大いに満足している」と見解を述べた。

今冬の移籍市場での退団騒動後、初めてホームスタジアム、カンプ・ノウのピッチに立ったデンベレがサポーターからブーイングを受けたことについては「観衆は(デンベレにブーイングしないで欲しいという)私のお願いを無視したが、最終的にそれは拍手に変わっていた。もうその件は終わりだ」と大きく取り上げるものではないことを強調した。

重要な一戦に中盤の要であるMFブスケツを先発起用しなかった理由については「彼はこれまでたくさんの試合に出てきた。そして次の日曜日にも試合があり、来週木曜日に我々は新たな決勝戦(ナポリとの第2戦)を控えている」と休みを与えたことを明かしている。

バルセロナはこの後、20日にスペインリーグ第25節でバレンシアとアウェーで対戦。さらに24日にアウェーでナポリと勝ち抜きをかけた欧州リーグ、決勝トーナメントプレーオフ第2戦に臨む予定である。

(高橋智行通信員)