エバートンのウクライナ代表DFビタリー・ミコレンコ(22)のインスタグラムに「ジューバのくそったれとバカな仲間たちがだまったままでいる間にも、ウクライナでは平和に暮らしていた市民たちが殺されているんだ」と書き込まれ、戦争反対の意思表示をしないことを批判されたロシア代表の主将、FWアルテム・ジューバ(33=ロシア1部ゼニト)が反論した。

ジューバは自身のインスタグラムに「ウクライナでの出来事についてはコメントしたくなかった。怖がっているからではなく、自分は専門家ではないから」と書き込んで、今まで意見を口にしてことなかったことについて説明。その上で「他の人たちと同様に自分にも意見はある。戦争は恐ろしいことだ。でも自分がショックなのは人間の敵意と憎しみだ」と続けた。

ジューバは「私は国籍による差別には反対だ。ロシア人であることを恥じてはいないし、誇りに思っている。なぜ人々はいつもスポーツと政治は区別されるべきと言うのに、ロシアのことになるとそれを忘れてしまうのか」

「繰り返すが、戦争は恐ろしい。ストレスのかかる状況で、人間の本性をあらわにする。時にはそれがネガティブなこともある。どれだけの怒りや中傷をロシア人が受けているか。その人の立場や職業に関係なく。そういったことはさらにネガティブな要素を招くだけだ」

「戦争はいつか終わる。でも人間関係は続くんだ。そして巻き戻しはできない。それを覚えておいた方がいい」

「追伸:イングランドの家の中で座ってひどいことを言っている何人かの仲間たち。そんなことで我々は傷つかない。我々はすべて分かっているから。平和と優しさをすべての人々へ」などとつづった。