昨年夏の欧州選手権中に心停止状態となって倒れ、現在は植え込み型除細動器(ICD)を装着してプレーするMFクリスティアン・エリクセン(30=ブレントフォード)が15日、デンマーク代表に復帰した。

デンマークは今月下旬にオランダ、セルビアと親善試合を行う予定で、エリクセンはそのメンバーに招集された。欧州選手権以来の復帰となる。

ユルマン監督は「今の時点で彼がプレーできるようになるとは思わなかった。夏くらいまでにはと思っていた。しかしクリスティアンは代表チームにいる。あのポジション(中盤)で彼が1番だからだ」と説明した。

エリクセンは代表通算109試合で36ゴールをマーク。ICDを着けてのプレーがイタリアでは認められていないため、それまで所属していたインテル・ミラノを退団し、今年1月にブレントフォードに加わった。

ユルマン監督は「クリスティアンのフィジカル・コンディションはとてもいい。土曜日(12日)のバーンリー戦を見たが、彼がベストプレーヤーだった。彼は誰よりも早く(次のプレーについて)考えていた」と話した。

エリクセンはブレントフォードに加入する際、今年11月21日開幕の22年ワールドカップ(W杯)カタール大会に出場することを目標にしたいと説明していた。