イングランド2部「チャンピオンシップリーグ」で、元イングランド代表FWウェイン・ルーニー監督(36)が率いるダービーが18日、クイーンズパーク・レンジャーズに0-1で敗れて来季の3部「リーグワン」への降格が決まった。

ダービーは今季、破産申請やリーグの財務規定違反により勝ち点21を剥奪された。13勝13分け17敗ながら勝ち点31(本来なら勝ち点52)にとどまり、3試合を残して24チーム中22位以下が確定した。

試合後、ルーニー監督はスカイのインタビューに「チームに対し誇らしく思う」とコメント。厳しい環境下にありながら、多くの勝利を手にしたことで「選手たちはチームを前に進めるためにとてもポジティブに戦ってくれた。降格したけど、ファンのサポートは素晴らしいものでした。不思議な気分です。(降格は)がっかりしているし、動揺しているが、誇らしい気分」と語った。

ルーニー監督は昨季途中に引退し、選手兼コーチから昇格した。来季も監督を継続する意向で「早く買収が成立してほしい。それからチームを再建したい」。現役時代に「悪童」とも呼ばれた面影はなく、堂々とした指揮官の顔で将来のプレミアリーグへの復帰を誓った。