今季限りでの引退を表明していたベティスの主将、40歳のMFホアキンが引退を撤回した。

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ベティスは23日、スペイン国王杯決勝でバレンシアと対戦。1-1からのPK戦を5-4で制し、17年ぶり3度目の優勝を飾った。

ホアキンは後半41分から途中出場。PK戦では2人目で登場してキックを成功させ、優勝に貢献した。

ホアキンは17年前にもクラブにおり、ベティス史上唯一、スペイン国王杯を2度制した選手となった。また同MFは08年にはバレンシアで国王杯優勝を経験しており、個人として3度目の頂点を勝ち取った。

ホアキンは24日に行われた優勝祝賀会に参加。壇上で来季について聞かれると「もしかしたらみんなの計画を台無しにしてしまうかもしれないけど、もう1年プレーを続けようと思う」と現役続行を宣言した。すでにクラブが同MFの引退記念映像等を作成していることを念頭に置いた言葉だった。

ペジェグリーニ監督も「本当にうれしい。彼はそれ(現役続行)に値するし、いつだってチームの一員。ベティスに関わるすべての人が喜ぶと思う」と主将が来季もプレーすることを歓迎した。

ベティスは現在スペインリーグで勝ち点57の5位。ホアキンとチームメートたちはまずは残り5試合で、来季欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権のある4位以内を狙う。