リバプール(イングランド)が3-2でビリャレアル(スペイン)に逆転勝ち。2戦合計5-2で、優勝した18-19年シーズン以来、3季ぶり10度目の決勝にコマを進めた。

リバプールのFW南野拓実(27)はベンチ入りしたが出番はなかった。

リバプールは前半にいきなり2失点。第1戦でシュートを1本しか打たせず(枠内は0本)完勝した相手に2戦合計で2-2と追いつかれるまさかの展開となった。

だが後半17分にMFファビーニョが右サイドの角度のないところからGKの股を抜くシュートを決めて反撃。同22分にはDFアレクサンダーアーノルドの右クロスを、後半頭から途中出場したFWディアスがヘディングで合わせて2-2とした。

同29分には自陣からのロングパスを受けたFWマネが飛び出してきたGKをかわし、さらにDFもドリブルでかわして、左足で勝ち越しゴールを流し込んだ。

ビリャレアルが終盤に退場者を出したこともあり、試合はそのまま3-2で終了。最終的にはリバプールが地力を見せて今月28日にパリで行われる決勝へ進んだ。

リバプールのDFファンダイクは「後半の我々は素晴らしかったと思う。可能なかぎり早くボールを回収できていたし、相手にとっては難しかっただろう。後半の出来からして、我々は勝利にふさわしかった」

「シーズンを通してやってきたリバプールのサッカーができた。ボールを保持して動き回る。相手の裏も狙う。素早い攻撃でそれらをミックスする。我々はどれだけ決勝へ進みたかったか見せることができた」

「(プレーヤー・オブ・ザ・マッチの)ディアスは誰が相手でも仕掛けていく。ボールを失えば、すぐに取り戻し、また仕掛ける。とても守りにくい選手だと思う」などと話した。

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