ドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(21)のマンチェスター・シティー移籍が今週中にも正式発表すると報じられている。そんな中、レアル・マドリードが以前、選手の代理人の要求を飲むことができずに断ったことをスペインのラジオ局カデナ・セルが9日に明かした。

同メディアによると、ハーランドの代理人を務めていたミノ・ライオラ氏(4月30日に死去)が以前、Rマドリードと交渉した際、同選手に何か問題がありうまくいかなかった場合、容易に退団できるように、加入2年目を迎えた時の契約解除金を1億5000万ユーロ(約202億5000万円)に設定するように要求したという。

これに対しRマドリードのフロレンティーノ・ペレス会長は、選手獲得に多額の投資をすることになるにもかかわらず、そんなにも安い金額で退団させるわけにはいかないと断固拒否したと伝えていた。

同メディアはその理由について、「例えばDFミリトンの契約解除金を10億ユーロ(約1350億円)に設定しているクラブの方針を考えた場合、ハーランドのようなワールドクラスの選手に対して、そのように低い金額を設定することはあり得ないこと」だと説明している。(高橋智行通信員)