ラヨ・バリェカノ戦に途中出場したMF久保建英(20)に対し、スペイン各紙の評価は高かった。

久保は今季第37節のラヨ・バリェカノ戦で2戦連続のベンチスタート。1-1の後半19分に途中出場すると、積極的にシュートを打っていった。チームは後半ロスタイムにアブドンが劇的決勝ゴールを挙げ、土壇場で2-1の勝利。降格圏を脱し、残留圏内17位に浮上した。

久保に対するスペイン・マルカ、アス両紙の評価はともに2点(3点満点)。マルカ紙のチームトップはゴールを決めたアブドンとムリキ、アス紙のトップは守護神マノーロ・レイナでそれぞれ3点だった。

アス紙は寸評で「ダニ・ロドリゲス、久保、李康仁(イ・ガンイン)、アブドンの投入がゲームに革命を起こし、ディミトリエフスキの守る(相手)ゴールへとピッチが傾いた」と交代選手が試合の流れを引き寄せる鍵になったと強調した。

久保の今季のリーグ戦成績は28試合(先発17試合)、1606分出場、1得点0アシスト。マジョルカの成績は37試合9勝9分け19敗の勝ち点36で残留圏内の17位。降格圏18位のカディスと勝ち点で並んでいる。

マジョルカは22日の今季最終戦で9位オサスナとアウェーで対戦する。(高橋智行通信員)