アトレチコ・マドリードのウルグアイ代表FWルイス・スアレス(35)が今季終了後に退団することになった。クラブが15日のセビリア戦前に発表した。

スアレスは今季ホーム最終戦となったこの試合に先発。後半20分までプレーした。交代時にはスタンドのファンがスタンディングオベーションで盛大な拍手を送った。

試合後にはスアレスがファンに向かってスピーチ。「アトレチコのファン、スタッフ、ここで毎日働いている人々、みんなに感謝したい。ここに来てから彼らが示してくれた愛情は本当に印象に残っている。絶対に忘れないし、本当に感謝している」

「そしてチームメートのみんな。ピッチに戻ろうとしていた難しい時期に扉を開いてくれてありがとう。そんなクラブに自分は200%をささげてきた。去年は優勝することもできた。残念ながら(コロナで)ファンとともに喜びを分かちあうことができなかったけれど。でも毎日にように街中で受けた愛情は本当に素晴らしいものだった。一生忘れない。どこへ行っても自分はアトレチコのファンだ」などと話した。

スアレスは20年にバルセロナから移籍金なしでAマドリードに加入。初年度の20-21年シーズンに21点を挙げて7季ぶり11度目の優勝に貢献した。今季は34試合で11点をマークしている。