バルセロナがビリャレアルのスペイン代表FWジェラール・モレノ(30)を新たな獲得候補に挙げていると、スペイン・スポルト紙電子版が7日に報じた。

バルセロナは現在、得点力のあるセンターFWを探しており、バイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWレバンドフスキを最有力候補に挙げている。

しかし現時点で交渉が成立するかどうか不透明で、獲得が失敗に終わった場合に備え、かつてバルセロナの下部組織に所属していたこともあるモレノを新たな選択肢に挙げているという。

モレノは、ビリャレアルが初優勝を成し遂げた20-21年シーズン欧州リーグで最優秀選手および得点王に輝いた。前線で違いを生み出す能力を備えている。しかし今季はけがに苦しみ、公式戦27試合13得点に終わった。

モレノの契約は27年6月30日まで。まだ5年残っており、契約解除金は1億ユーロ(約135億円)に設定されている。それでもビリャレアルは移籍金約4000万ユーロ(約56億円)で交渉に応じる可能性があるという。これはバルセロナがレバンドフスキ獲得のために用意している金額でもある。

ただ契約満了で退団したルイス・スアレスの代わりを探しているアトレチコ・マドリードもモレノに興味を示しているという。(高橋智行通信員)