鹿島アントラーズFW上田綺世(23)が今夏、ベルギー1部セルクル・ブルージュに移籍することが29日、確実になった。

既に正式オファーを受けており、クラブも海外でのプレーを希望する本人の意思を尊重する方針。現在、移籍に向けて交渉が進んでおり、交渉がまとまり次第、新天地へ出発する。複数の関係者によると、移籍金は120万~150万ユーロ(約1億6800万円~2億1000万円)になる見込みだという。

セルクル・ブルージュは昨季は18チーム中10位に終わりプレーオフ進出はならなかった。中位のチームだが、かつて、DF植田直通(27)が所属。その後、フランス1部ニームへとステップアップした。将来を見据えての選択になったようだ。今季、Jでは得点ランク1位の10得点。直近の日本代表戦では、3月のアジア最終予選ベトナム戦と、6月のキリン杯ガーナ戦に出場したが、得点の結果は出せなかった。5カ月後に迫ったW杯のメンバー入りへ新天地で勝負する。