レアル・ソシエダードのジョキン・アペリバイ会長(56)が11日、獲得候補に挙がっている日本代表MF久保建英(21)について「交渉している選手は1人だけではない」と明かした。

この日、クラブはセルタから移籍金1400万ユーロ(約19億6000万円)で獲得したスペイン代表MFブライス・メンデスの入団発表セレモニーを実施。その際、同会長は新たな補強について「いつ加入するか分からないし、確実に来るとも言っていない。可能性があると言っただけだ。契約できるかどうか様子を見ていくよ」と返答するにとどめた。

久保がチームの一員になる可能性については、「我々は現在、さまざまな選手に目を向けている。もし話がまとまれば伝えることになるだろう。交渉している選手はひとりだけではないし、合意する可能性は高いが確実とは言えない」と明確にしなかった。

久保の他にこれまで、獲得候補として昨季、期限付き移籍でRソシエダードに所属したパリ・サンジェルマンの元ブラジル代表MFラフィーニャやトットナムのスペイン代表FWブライアン・ヒルの名前も挙がっており、このうちの誰かが今夏3番目の補強選手になる可能性が高いとみられている。(高橋智行通信員)