ブレントフォードとの半年間の契約が満了していたデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン(30)が、マンチェスター・ユナイテッドに入団することが決まった。25年までの3年契約を結んだと、マンチェスターUが15日に発表した。

エリクセンは昨年夏の欧州選手権フィンランド戦のプレー中に心停止状態になって倒れた。その後、治療の一環として体内に植え込み型除細動器(ICD)を装着した。

だがセリエAではICDをつけてのプレーが認められておらず、昨年12月に当時所属していたインテル・ミラノとの契約を解除。今年1月にブレントフォードとシーズン終了までの6カ月契約を結んでピッチに戻ってきていた。

ブレントフォードではリーグ戦11試合に出場して1ゴール4アシストをマーク。完全復活を印象づけるプレーに、ブレントフォードは契約延長を希望した。だがエリクセンは複数のオファーの中からマンチェスターUを選んだ。

エリクセンはクラブを通じ「マンチェスターUは特別なクラブ。始動するのが待ち遠しい。オールドトラフォードでプレーするのは栄誉だったが、それが赤いユニホームを着てとなると本当に素晴らしい気持ちになるだろう」

「エリック(テンハグ監督)はファンタスティックなコーチ。彼と話をして、彼のビジョンやチームにどうプレーしてほしいのかなど、より知ることができた。チームの将来にもワクワクしている。自分はまだ大きな野望を持っている。勝ち取れるものはたくさんあると思うし、旅路を続けるには、ここは完璧な場所だ」などとコメントした。