マンチェスター・ユナイテッドは、年間約2億960万ポンド(約348億円)を選手の報酬として支出しており、これはプレミアリーグで最高額となっている。それでも欧州全体だと5番目の報酬支出額であると、29日付英ミラー紙電子版が報じた。

プレミアリーグのクラブは潤沢な移籍金を支払っていることで知られるが、報酬も例外ではない。マンチェスターUとアーセナルは今夏、大きな補強を重ねたが、昨季のリーグ戦順位が5位と6位だったため欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権はなく欧州リーグ(EL)に専念する。

欧州で最も選手の報酬が多いのは、2位に1億ポンドもの差をつけているフランス1部パリ・サンジェルマン。前線でプレーするリオネル・メッシ、ネイマールとキリアン・エムバペは巨額の報酬を得ており、3選手を維持することは安くない。

パリSGは、週給数十万ポンドの報酬を得ている複数選手を放出しようと試みているが、マウロ・イカルディやユリアン・ドラクスラーを放出したとしても、報酬の支出額ランキングのトップの座は明け渡さないだろう。(A・アウグスティニャク通信員)

◇選手報酬支出額ベスト10◇

▽10位ユベントス=1億3020万ポンド(約216億円)

▽9位アトレチコ・マドリード=1億4910万ポンド(約247億円)

▽8位リバプール=1億5140万ポンド(約251億円)

▽7位マンチェスター・シティー=1億5440万ポンド(約256億円)

▽6位チェルシー=1億9840万ポンド(約329億円)

▽5位マンチェスターU=2億960万ポンド(約348億円)

▽4位バイエルン・ミュンヘン=2億2790万ポンド(約378億円)

▽3位バルセロナ=2億3490万ポンド(約389億円)

▽2位レアル・マドリード=2億4550万ポンド(約407億円)

▽1位 パリSG=3億5510万ポンド(約589億円)