今夏エバートンからトットナムに加わったブラジル代表FWリシャルリソン(25)が欧州チャンピオンズリーグ(CL)デビュー戦で、移籍後公式戦初ゴールを含む2得点の活躍。チームを勝利に導いた。

先発したリシャルリソンは、相手に退場者が出た後の後半31分、ペリシッチの左クロスに頭を合わせて豪快にゴール。さらに5分後にも相手と競りながらヘディングシュートをたたきこみ、勝利を引き寄せた。

プレーヤー・オブ・ザ・マッチにも選ばれたリシャルリソンは試合後、スタンドで観戦していた家族のもとを訪れ、父親と抱き合うと涙を止めることができなくなった。

トットナムのコンテ監督は「リチ(リシャルリソン)がウチと契約した時のことを覚えている。彼は『CLに出場して、あの音楽を聞くのが待ち切れない』と言っていた。強い野心と意志があったんだ」と言葉通りのリシャルリソンの大活躍に目を細めていた。