イングランドサッカー協会(FA)は、ワールドカップ(W杯)カタール大会に先立ち、代表候補選手の家族とミーティングを行い、カタールの文化や安全についてレクチャーすることを決めた。英紙「デーリーメール」の電子版によると、ミーティングは、26日にホームで行われる欧州ネーションズリーグ・イングランド対ドイツ戦の前に行われる。

適切な服装や、あいさつの仕方など、カタールへの旅行者が不適切な行動でホスト国に不快感を与えないようにするため、現地のエチケットに関する情報のほか、安全対策の情報も提供される。イングランド代表は、昨夏の欧州選手権の決勝、今年5月の欧州チャンピオンズリーグ(CL)の決勝(リバプール対レアル・マドリード)など、身近に中傷や暴動が起きていることもあり、安全面が特に重要になってくる。イングランド代表の副主将であるジョーダン・ヘンダーソンも「ワールドカップに近づくにつれ、多くのセキュリティー要素が必要になってくる」と述べていた。