米MLSのインテル・マイアミに所属する元アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアイン(34)が今季終了後の引退を表明した。そのもようをスペイン紙アス電子版が報じた。

イグアインが3日に引退会見を実施。その際、05年にスタートした17年以上にもおよぶ長いプロキャリアに終止符を打つことに対し次のように話した。

「3、4カ月前に決断し、クラブに伝えて合意した。でもそれは何年も前から考えていたことだ。マイアミに来たのはサッカーを楽しむため、家族や兄弟のためだ。ここの人たちのおかげでまたサッカーを楽しめるようになっていたし、僕は今年、キャリア最高の瞬間を過ごしてきた。もう十分だと言う時がやって来た。今はもう新たな冒険を始める時だよ」と今季終了後に引退することを明かした。

イグアインはリバープレート(アルゼンチン)の下部組織出身で、17歳の時の05年にプロデビューを達成。06-07年シーズン冬にレアル・マドリードへ移籍して6季半過ごした後、ナポリ、ユベントス、ミラン、チェルシーで計7季プレーし、20年9月にインテル・マイアミに加入した。

アルゼンチン代表では故ディエゴ・マラドーナ監督指揮下の09年10月10日にデビューを飾った。マラドーナと並ぶ同国史上5番目に多い75試合に出場。ワールドカップ(W杯)に3度参加し、14年ブラジル大会では決勝に進出した。

イグアインは700試合以上にもおよぶ輝かしいプロキャリアの中、公式戦通算364ゴールを記録して計14タイトルを獲得し、ピッチに別れを告げることになった。(高橋智行通信員)