日本代表のボーフムFW浅野拓磨(28)が、24年に古巣広島に復帰する可能性があることが23日、分かった。実現すれば16年7月に広島からアーセナルに完全移籍して以来、8年ぶりとなる。

広島のクラブ関係者によると、24年2月に広島市内に新スタジアムが完成する予定で、浅野をクラブの顔として迎え入れる構想が常にあるという。

浅野とボーフムは24年6月末まで契約があり、同年1月の移籍を目指す場合は移籍金が発生する。広島の状況次第では、契約満了となる同年夏の移籍を目指す可能性もある。

広島の関係者は、初出場した今回のW杯を経て「浅野本人が今後のサッカー人生をどう考えるか。広島としての思いは、本人も理解してくれているはず」と語る。別の関係者もJリーグに復帰する場合、広島になると明言する。

四日市中央工(三重)を卒業と同時に13年、広島に入団。16年7月までの3年半、J1通算58試合12得点の成績を残し、アーセナルへ移籍。シュツットガルト、ハノーバー、パルチザンを経て、21年6月にボーフムと3年契約を結んだ。

俊足を武器に今回のW杯カタール大会の予選から活躍し、右膝の故障を乗り越えて初出場となった。