レアル・マドリードがFIFAワールドカップ(W杯)で活躍したPSVのオランダ代表FWコーディ・ハクポ(23)興味を示しているとスペイン紙アスが14日に報じた。

ハクポは現在開催中のW杯で、アルゼンチンとの準々決勝でPK戦の末に敗れるまでの5試合全てに先発出場。3得点を記録する素晴らしいパフォーマンスを発揮し、攻撃の中心になっていた。

そんな中、同紙によるとオランダ国内では現在、Rマドリードなどのビッグクラブからの注目が報じられ始めているとのことだ。また、PSVのレジェンドであるレネ・ファン・デ・ケルクホフ氏が弟と一緒にやっているポッドキャストで、「信頼できるスペインの情報筋によると、Rマドリードがベンゼマの後継者としてハクポを望んでいる」と語っていた。

しかしRマドリードは今冬、新たな選手を補強するつもりはないため、もし獲得に動くとすれば来夏となる。また交渉する場合、元Rマドリードの選手で、現在PSVで監督を務めるルート・ファン・ニステルローイ氏が移籍の鍵を握る可能性があるとのことだ。

ドイツの移籍情報サイト「トランスファーマーケット」によるハクポの市場価値は4500万ユーロ(約65億2500万円)とそこまで高くなく、マンチェスター・ユナイテッドが獲得のライバルになり得ると同紙は伝えている。(高橋智行通信員)