パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペ(24)が、アルゼンチン代表GKエミリアノ・マルティネス(30=アストンビラ)からの“おちょくり”について、完全無視をきめこんだ。

マルティネスは22年ワールドカップ(W杯)カタール大会決勝でフランスをPK戦の末に破って優勝すると、その後のロッカー室では「エムバペに黙とうをささげよう」と悪ノリ。さらにブエノスアイレスで行われた優勝パレードには、エムバペの顔写真を貼った赤ちゃん人形を持って参加した。

エムバペは仏メディア・RMCスポーツの取材に対し「お祝いのやり方は自分には関係ないこと。僕は無駄なことにはエネルギーは使わない」と話し、マルティネスの行動にいちいち反応するつもりはないと説明した。

一方、エムバペはアルゼンチン代表FWメッシとの関係は依然として良好だと言及。「試合の後、話をしたし、祝福したよ」と明かし、「彼にとっても自分にとっても一世一代の大舞台だった。僕は負けてしまったけど、そういう時にも素晴らしいスポーツマンでありたい」と、両者の間に遺恨はないことを強調した。