【サンセバスチャン=高橋智行通信員】スペインリーグの第17節が14日に行われ、日本代表MF久保建英(21)が所属するレアル・ソシエダードはホームでビルバオに3-1で快勝した。久保は今季3ゴール目、またPK獲得など勝利に大きく貢献し、MVPを獲得した。

Rソシエダードは序盤こそ押され気味だったが、持ち前のコンビネーションを生かして徐々に流れを引き寄せる。そして前半25分にリードを奪った。相手のクリアをMFスベルディアが奪ってゴール前に送り、FWセルロートがトラップで2人をかわして先制点を記録した。

さらに37分、久保が追加点を奪った。MFダビド・シルバが中盤でのプレスでボールを奪うと素早く前線へ。パスを受けた久保がDFを股抜きでかわし左足でゴール左隅へ決めた。昨年10月以来となる今季の3点目を記録。得点後、喜びを爆発させてユニフォームを脱ぎ、スタンドのサポーターと喜びを分かち合った。

40分に1点を返されるも、後半15分に久保がPKを獲得。相手MFニコ・ウィリアムズのバックパスをカットし、ペナルティーエリア内でDFに倒された。これをFWオヤルサバルが17分に決め、再び2点差にした。また久保へのファールでDFジェライが退場になった。

久保は31分に交代した。そのままで勝利し、公式戦7連勝、リーグ戦4連勝を達成した。スペインリーグ成績は17試合11勝2分け4敗で勝ち点を35に伸ばし、欧州チャンピオンズリーグ出場圏内の3位をキープした。