日本代表MF久保建英(21)が所属するレアル・ソシエダードがバルセロナと準々決勝を戦い、0-1で敗れた。敵地カンプ・ノウでの公式戦はここ31試合で1分け30敗。しかも27連敗という厳しい数字となった。

Rソシエダードはミケル・メリノ、シルバなどの主力を含む7人が負傷欠場。一方、大腿(だいたい)四頭筋の違和感によりラヨ・バリェカノ戦で出番がなかった久保が公式戦3試合ぶりに先発復帰。少年時代に所属した古巣を相手に中盤をダイヤモンド型にした4-4-2のトップ下でプレーした。

劣勢で迎えた前半30分、マリンのパスを受けた久保がペナルティーエリア内左45度の位置から左足を振り抜くが、惜しくもクロスバーをたたいた。これが前半唯一のシュートだった。

孤軍奮闘する久保は後半14分、左サイドからグラウンダーの正確なクロスを送ったが、ゴール前で合わせたセルロートが大きく上に外し、得点できなかった。存在感を見せた久保だったが、後半33分でピッチを退いた。

サッカーのデータ分析サイト「Sofascore」は採点で久保にチーム平均6.64点よりやや低い6.5点を与えた。