サウジアラビアのアル・ナスルが、今度はバルセロナの元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツ(34)に巨額オファーを提示した。

スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が7日に報じている。

同紙によるとサウジアラビアサッカー連盟は現在、30年のワールドカップ(W杯)開催実現を目指し、サッカーの普及に力を入れ、ヨーロッパのビッグクラブからベテランやトップレベルの選手を獲得できるように国内のクラブに投資し、リーグ全体のレベルを高めようとしているとのことだ。

その一環としてアル・ナスルは昨年12月にポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウドと契約を結んだのに続き、今度はブスケツに白羽の矢を立て、すでに巨額オファーを提示済みであるという。その内容は年俸手取り1800万ユーロ(約25億2000万円)の2年契約という34歳の選手にとっては非常に魅力的なもの。さらにアル・ナスルはブスケツの要望を何でも聞き入れるつもりであるとのことだ。

ブスケツのバルセロナとの契約は今年6月30日で満了するが、現時点でクラブから延長オファーは何も届いていていない。しかしシャビ監督が来季の残留を希望しているため、今後何らかの提案を受けるのは間違いないとみられており、ブスケツはまずその内容を確認してから他クラブのオファーを検討すると同紙は伝えている。(高橋智行通信員)