女子WEリーグの日テレ・東京ヴェルディベレーザは8日、日本代表MF三浦成美(25)が米女子プロリーグNWSLのノースカロライナ・カレッジへ完全移籍すると発表した。

三浦はクラブを通じ「このたび、アメリカのノースカロライナ・カレッジへ移籍することになりました。まず突然のご報告とシーズン途中での移籍となってしまい、申し訳ないです。

チーム状態も良くなってきて、これからリーグの後期が始まるという中で難しい決断にはなりましたが、しっかりと自分で考え、決断しました。

このクラブには小学生の時からスクールで通っていたので、14年間お世話になりました。毎日坂の上のグラウンドに通い、男女混合でいろんな世代が集うこの場所でボールを蹴るのが大好きでした。ここには言葉で表せないような特別な想いがあります。

メニーナ、ベレーザと緑のユニホームを着て闘えたことは私の誇りです。サッカーに本気で向き合い、常に成長を追求し、何よりサッカーを楽しむ集団です。そんな選手、スタッフが大好きです。ここまで一緒にプレーしてくれた仲間にも心から感謝しています。試合に出られない時期や勝てない時期もありましたが、みんなにたくさん助けられました。先日の皇后杯の優勝も心の底からうれしかったです。

新天地でもここで学んだことを存分に生かして、何がやれるか、何が足りないか、常に成長を求めて頑張りたいと思います。どこへ行ってもいくつになっても緑の血を大切にサッカーをしたいです。

長くなりましたが、12歳から25歳に至るまで、私を育ててくださった指導者の方々、クラブ関係者の方々、家族に心から感謝しています。またパートナー企業のみなさま、どんなに苦しい時期でも拍手して応援してくださったファン・サポーターのみなさま、ホームタウンのみなさま、本当にありがとうございました。

離れる身ではありますが、このチームは最高です! 後期のベレーザも応援をよろしくお願いします」とコメントした。

三浦は日テレ東京Vの中心選手としてなでしこリーグ優勝4回、皇后杯優勝5回などに貢献した。

ブライトンで大ブレーク中の日本代表MF三笘薫とは幼なじみで、実家が近く幼稚園も一緒。幼少期には家族ぐるみでキャンプにも行ったことがあるという。