レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(63)がクラブワールドカップ決勝に向け、攻守の要ベンゼマとミリトンの合流について「金曜日の練習後に決定する」と話した。

Rマドリードが8日、ラバト(モロッコ)で開催されたクラブワールドカップ準決勝でアル・アハリ(エジプト)と対戦。序盤は得点に苦しむも前半終了間際のビニシウスのゴールを皮切りに、後半にバルベルデ、ロドリゴ、アリーバスが追加点を奪い4-1の快勝を飾った。試合後、アンチェロッティ監督が記者会見に出席。そのもようをスペイン紙アスが伝えた。

アンチェロッティ監督はその際、2-0にした時の心境を問われ、「我々は試合が終わったと思ってしまったが、サッカーはそうではない。最後まで集中し、いいプレーをする必要がある」と選手たちが途中で気を抜いてしまったことを認めていた。

アル・アハリ戦を負傷欠場したものの、大会にメンバー登録されているベンゼマとミリトンが決勝でチームに加わるかについては「彼らはまだ完全に回復したわけではない。カリム(ベンゼマ)はかなり良くなっているが、ミリトンはより疑わしい状態なので、金曜日の練習後に決定するつもりだ。一方、カルバハルは発熱、アセンシオは軽い筋肉過負荷で今日は欠場したが、土曜日には間に合うと思う」と説明した。

11日の決勝で対戦するアジア王者のアル・ヒラル(サウジアラビア)については「いいプレーをして準決勝に勝利したチームであり、決勝進出に値した。彼らに敬意を払う必要がある。個々のクオリティーが高く、その試合を戦うことに興奮しているはずだ。普段は欧州対南米の決勝だが、幸いにもこの大会は進化しているし、それはいいことだ」と印象を述べていた。(高橋智行通信員)