ESPN電子版は30日、欧州サッカーにおける「試合を見て楽しい、興奮するクラブランキング」を発表した。

評価項目は以下の通りで、これらをもとに欧州5大リーグ全チームを0~10で採点した。

●評価項目

▽プレーのクオリティー(評価の割合=全項目のうち6%、リーグ戦での1試合あたりの得点などを参考)

▽シュートとゴール(同36%、得点、失点、平均総シュート数、アタッキングサードへのパス成功率などを参考)

▽(守備時の)プレッシャーとインテンシティー(同25%、守備1アクションあたりで通されたパス数、相手のポゼッションあたりの平均パスなど参考)

▽ダラダラした横パスだけでなく上下動があるかどうか(同9%、ダイレクトスピード=チームの平均的なシークエンスが何メートルボールを前進させるかを示す数値)

▽攻守の切り替えとスルーパス(同2%、攻守の切り替え、1試合あたりのスルーパスの試行回数など参考)

▽緊張感(同7%、1点差以内のスコアだった試合の割合)

▽強豪相手に打ち合えるかどうか(同15%、リーグ戦で1試合平均1.5点以上のチームとの試合における得点と総得点を参考)

これらをもとにESPNは98位から1位までをランキング。主な日本人所属クラブや主な欧州ビッグクラブは次のようにランキングされた。

●70位=シャルケ(採点2.6)

●68位=シュツットガルト(2.7)

●60位=ボルシアMG(3.5)

●52位=フライブルク(4.8)

●45位=Eフランクフルト(5.3)

●38位=Rソシエダード(6.3)

●32位=ボーフム(7.1)

●26位=Sランス(7.7)

●23位=マンチェスターU(8.2)

●19位=Rマドリード(8.7)

●18位=ACミラン(8.8)

●16位=ブライトン(8.9)

●11位=インテル・ミラノ(9.0)

●11位=バルセロナ(9.0)

●11位=パリ・サンジェルマン(9.0)

●10位=ナポリ(9.1)

●7位=マンチェスターC(9.2)

●7位=モナコ(9.2)

●7位=トゥールーズ(9.2)

●6位=アーセナル(9.4)

●4位=マルセイユ(9.5)

●4位=リバプール(9.5)

●2位=リール(9.6)

●2位=ドルトムント(9.6)

●1位=バイエルン・ミュンヘン(9.8)

これは強いか弱いかというランキングではなく、あくまで見ていて楽しい、興奮するかどうかをESPNが主観を交えて判断した順位。ゴールが多いのはもちろん、守備時のインテンシティー(強度)の高さや、攻守に切り替えの多さ、縦への推進力などがあるクラブが上位となっている。Bミュンヘンは同ランキング3連覇を達成した。