日本代表MF久保建英(21)が所属するレアル・ソシエダードは、ホームでジローナに2点差を追いつかれる形で引き分けた。イマノル・アルグアシル監督は久保からチャンスを作れていたと試合を振り返った。

指揮官は試合について「勝ち点1を獲得したが、今日は非常に重要な試合だったので、自分たちが望んでいたものではなかった」とコメント。来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位につけ、残り4試合は強豪との対戦も続くだけに、ホームで勝ち点3がほしいところだった。

開始2分でPKを誘発しアシストも記録した久保について言及した。「相手のサポートが遅かったので、タケ(久保)が1対1に対峙(たいじ)するのに非常に有利な状況があった。彼の持ち味は1対1で相手を仕留めること」と久保の長所を生かしやすい状況にあったと分析。「お互いに攻め合ったが、我々はタケが外に開き、明確な1対1の局面を作っていたことをうまく生かした」と、この日は21歳が攻撃の原動力であったと語った。

次節はアウェーで首位を走るバルセロナと対戦する。指揮官は「簡単な試合など存在しないが、我々はレアル・マドリード戦やオサスナ戦、そして今日のように良いゲームをやっている。私はシーズン終盤に向けて楽観的だ」と、選手とチーム状態に自信を示した。

Rソシエダードの残り試合日程は以下の通り。

5月20日:第35節バルセロナ(アウェー)

5月23日:第36節アルメリア(ホーム)

5月28日:第37節アトレチコ・マドリード(アウェー)

6月4日:第38節セビリア(ホーム)

【サンセバスチャン:高橋智行通信員】