ドイツ・ブンデスリーガ1、2部入れ替え戦は1日、第1戦が行われ、日本選手3人が所属するシュツットガルト(1部16位)はホームでハンブルガーSV(2部3位)に3-0で快勝した。MF遠藤航(30)とDF伊藤洋輝(24)はフル出場し、MF原口元気(32)はベンチ外だった。

ホームの大声援を受けてキックオフと同時に攻め込んだ。開始わずか1分、クロアチア代表DFソサの左からのCKをMFマグロパノスが頭で合わせて先制した。後半6分には左サイドから切り崩してMFバグノマンが追加点。同9分には前半にPKを含む2度の決定機でシュートを外していたエースFWギラシが、ソサの左CKをヘディングで決めて突き放した。後半24分には相手選手が危険なプレーで一発レッドとなった。

「あと2試合勝つ。みんなでやるだけ」と話していた主将の遠藤は後半3分に相手ペナルティーエリア内に侵入してシュートを放つなど好機に絡み、球際での強さも相変わらず。伊藤は前半23分に相手のパスをカットして逆襲速攻の起点となる縦パスを送るなど安定したプレーを見せた。チームは3-0で完勝し、残留に大きく前進。遠藤は「内容的にも良かったし、失点しなかったのも良かった」と納得の様子だった。

第2戦は5日にハンブルガーSVのホームで行われる。なお、アウェーゴールのルールは適用されず、2試合で同スコアの場合は前後半各15分間の延長戦を行い、それでも決着がつかなければPK戦で勝者を決める。敵地での一戦へ遠藤は「失点しないことを意識しつつ、カウンターでまた1点取って仕留めるのがプランになる」と思い描いた。