マンチェスター・シティーがドイツ代表MFギュンドアンの2ゴールで、マンチェスター・ユナイテッドとのFA杯決勝史上初のダービー戦に勝利。4季ぶり7度目の優勝を果たした。

すでにプレミアリーグ3連覇を達成したマンチェスターCは「3冠」まで、10日にインテル・ミラノと戦う欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝を残すのみとなった。

マンチェスターCの主将ギュンドアンは開始12秒でデブルイネが相手DFとヘディングで競った浮き球のパスを見事な右足ボレーで蹴り込んだ。FA杯決勝での史上最速ゴールで歴史に名を刻んだ。

一方、マンチェスターUは優勝すれば史上初めて同一シーズンに2つの国内カップ戦(FA杯、リーグ杯)を制し、同時に1999年にマンUが達成した3冠をライバルが成し遂げるのを阻止できるところだった。しかし得点は前半33分にブルーノ・フェルナンデスが決めたPKの1点だけだった。

追いつかれたマンチェスターCは後半6分、右サイドからのデブルイネのFKに、再びギュンドアンが左足を合わせ、グラウンダーのミドルシュートをゴール左へ沈めた。同26分にはギュンドアンがゴール前でハーランドのシュートのはね返りを押し込んでハットトリックを決めたかに見えたが、これはオフサイド。それでもマンチェスターCが2-1で逃げ切った。

グアルディオラ監督は「今日の勝利は特別だ。(3冠まで)あと1つ。我々が、おそらく2度とない位置にいることを実感している。あと1試合。何という特権だろう」と3冠に挑める喜びを表現した。

【実際の動画:FA杯を制したマンC、優勝セレモニーで歓喜の合唱】はこちら>>