韓国サッカー界のレジェンド朴智星(パク・チソン)氏(42=Kリーグ全北現代テクニカル・ダイレクター)が、このほどアジア・サッカー連盟(AFC)のインタビューを受け「Jリーグの経験が、成功に大きなプラスになった」と明かした。

AFCのインタビューを受けた趣旨は、欧州進出を目指すアジア全体のサッカー選手、サッカー少年に向けたメッセージ。朴氏は00年から3年半、Jリーグ京都で松井大輔、遠藤保仁らと一緒にプレー。その後、オランダリーグの名門PSVに移籍し、05年から7年間プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドでプレーした。

現在、韓国も日本同様、若手選手は欧州移籍を好み、多くの選手がチャンスをうかがっている。朴氏は「欧州はアジアとは違う。生活環境もそうだが、芝も天候も違う。欧州にダイレクトで挑戦すると他の国での生活経験がないため、難しいこともある。私の場合、日本のJリーグでの経験がその後の欧州生活に大きなプラスになった」とコメントした。

また同氏は「海外で成功したいなら、まずは言葉を取得するように助言したい。英語でもポルトガル語でもスペイン語でも構わない。チームメートと意思統率ができることが重要だ」と続けた。欧州で成功した選手だけに、欧州進出を目指す日本の若手、サッカー少年にも大事なアドバイスと言える。