ポルトガル2部オリベイレンセでシーズンを終えた元日本代表のFWカズ(三浦知良、56)が12日、大阪府内で行った8日間の自主トレを打ち上げた。
大阪に滞在したことで、10日はヨドコウ(大阪市東住吉区)で行われたJ1リーグのセレッソ大阪-ヴィッセル神戸を生観戦。師弟関係を結ぶ、C大阪MF香川真司(34)を激励する意味もあった。
試合は後半終了間際、18歳のFW北野が決勝点を挙げたC大阪が、2-1で劇的勝利を飾った。
カズは「素晴らしかった」と、自身の古巣で首位だった神戸と、香川の所属する6位C大阪の激闘を絶賛した。両軍とも規律のとれたプレーで、気迫も前面に出た白熱戦だった。
「あの素晴らしいスタジアムの雰囲気も含めて、試合内容も素晴らしかった。ファンとして、最高の試合を見せてもらった。(3位に後退しても)神戸は選手の質が高いので十分、優勝の可能性がある。C大阪が頑張ると、まだまだ、おもしろくなるのでは」
C大阪でプロ生活を始めた10代の時の香川と親交を深めてきたカズは、目の前で34歳がフル出場し、勝利に貢献した姿を見て「僕にとっては、永遠の18歳ですけどね、真司は」と、改めてほれ直した様子。
エネルギッシュな姿とは別に、技術や経験に裏打ちされたプレーにも感心したという。
「本人は(自分のプレーに)100%は満足していることはないと思うが、34歳の香川真司がいろんな経験をして、経験が詰まったプレーをして、バランスを取りながら試合を落ち着かせて、周囲をうまくコントロールして、時には自分がペナルティーエリアに入っていく。攻守のバランスをとって、すごく大きな役目を果たしていた。若い時とは違うプレーをしてくれたのでは」
香川は8日に、カズが宿泊する大阪府内の施設にまで、あいさつに来てくれたといい、56歳のスーパースターにとっても、最高の刺激を受けた自主トレになったようだ。

