チェルシーのスペイン代表DFセサル・アスピリクエタ(33)が契約を1年残して退団することが決まった。

アスピリクエタは別れを告げる映像を発表。「言葉で表現するのは難しい。信じられないよ。なんて旅だったんだ」

「僕は11年でチェルシーを去る。ピッチの上だけでなく、ピッチの外でも素晴らしい思い出がたくさんある。僕は妻と2人だけでここに来たけど、今は3人のかわいい子供たちと一緒にここを離れるんだ」

「ピッチの上では、チームメート、スタッフ、監督と分かち合ったすべての瞬間が信じられないほど素晴らしいものだった。このサッカークラブのキャプテンになるなんて想像もできなかった。すべてを出し切った気分だ」

「ポルトで行われた決勝で欧州チャンピオンズリーグを制した瞬間は、僕のキャリアの中で最高の瞬間だった。ヨーロッパチャンピオンとなり、キャプテンとして初めてのトロフィーを手にした瞬間だ。それ以上に、家族や多くの人たちと一緒にハードワークした後の瞬間だったことが最高だった」などとコメントした。

チェルシーも惜別のメッセージを発表。「11年間で508試合に出場し、9つのトロフィーを手にしたセサル・アスピリクエタが、チェルシーを去る決断をした。おめでとう。君が勝ち取ったものすべてを祝福したい。君は永遠にチェルシーのレジェンドだ」とアスピリクエタをたたえた。

12年夏にマルセイユから加入したアスピリクエタは、プレミアリーグを2度制覇。FA杯とリーグ杯で優勝し、欧州リーグでも2度頂点に立った。そしてキャプテンとして欧州チャンピオンズリーグ(CL)、UEFAスーパーカップ、クラブ・ワールドカップを制した後、退団する。

アスピリクエタはクラブから契約を解除され、移籍金なしで他クラブに加入することを許されており、アトレチコ・マドリードに加入すると報じられている。