レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(22)が、地元紙から最高の評価を受けた。

Rソシエダードは18日、スペインリーグ第5節レアル・マドリード戦で1-2の逆転負けを喫し、今季初黒星をつけられた。久保はいつも通り4-3-3の右ウイングで5戦連続の先発出場。立ち上がりからチームの攻撃を牽引し、前半5分に素晴らしいパスでバレネチェアの先制点の起点となり、同11分に幻のゴールがあった。その後もシュートやクロス、ドリブルでハイパフォーマンスを発揮し、今季初のフル出場を果たした。

クラブの地元紙ノティシアス・デ・ギプスコアはこの日の久保について、「スペクタクル。ここまでのスペインリーグ最高の選手」と賛辞を送った後、「時に誰も止められなくなる。先制点をお膳立てし、ゴールを決めたがオヤルサバルのポジションがオフサイドで取り消された。この夜最高のプレーを披露して、カーブをかけたシュートで追加点に迫るもケパにセーブされ、ミケル・メリーノに素晴らしいクロスを入れた。後半はファールで止められただけだったが、主役の役割を失っていた」と寸評し、GKレミーロと並ぶチームトップの8点(最高10点)をつけた。

久保の今季のスペインリーグ成績は5試合(全て先発)、396分出場、3得点1アシスト。Rソシエダードは5試合を終え、1勝3分け1敗の勝ち点6で暫定11位と順位を落としている。

Rソシエダードは次戦、3日後の20日に10季ぶりの欧州チャンピオンズリーグの初戦で、昨季の同大会ファイナリストのインテル・ミラノをホームに迎える。(高橋智行通信員)

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