スタッド・ランスのFW伊東純也(30)が、1日リヨン戦でチーム最高の評価を得て、監督から「ピッチに出た途端、戦士」とたたえられた。2日付レキップ紙、1日付リュニオン電子版などが伝えた。
1日に行われたフランス1部リーグ第7節、ホームでのリヨン戦に、伊東は、FW中村敬斗(23)とともに先発。伊東が右ウイング、中村が左ウイングと、それぞれの主戦場でプレーし、チームは2-0で勝利。伊東はフル出場し、1アシストを含む2得点に絡んだ。
これを受け、2日付レキップ紙は、チーム最高点の7点(10点満点)と評価し、同試合の「トップの選手」に選出。同紙は「日本人ウイングは、ムネツイのヘディングにパーフェクトなセンタリングを上げるのにふいに現れた。これは今シーズン自身2本目のアシストとなった。さらに彼のヘディングシュートがロペスによって押し返され、ランスの2点目を生じさせた」などと、勝利に貢献した様子を報じた。
また、1日のランス地元紙リュニオン電子版は「(2ゴールは)またもや優勢となったジュンヤ・イトウが直接的あるいは間接的に生み出した」とたたえ、ウィル・スティル監督(30)は「彼(伊東)は、あまりしゃべらない。自分の殻の中で生きているが、ピッチに出た途端、戦士だ」と賛辞を送ったと伝えた。
さらに同紙は、伊東について「今季スタートから1ゴールと2アシストを決めたこの日本人は、形を成してきているチームワークの中で最も衝撃的な選手の1人だ」と高く評価した。(松本愛香通信員)