レアル・マドリードのイングランド代表MFベリンガム(20)がナポリ戦後、チームメイトのビニシウスについて「おそらく僕にとって世界一の選手だ」と言及した。
Rマドリードが3日、アウェーで行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第2節でナポリに3-2で勝利した。試合後、1得点1アシストと大活躍し、この試合のMVPに選ばれたベリンガムがインタビューに答えた。そのもようをスペイン紙マルカが伝えている。
ベリンガムは華麗なドリブルシュートでチームの2点目を記録したことについて、「僕のベストゴールのひとつかもしれない。僕たちは素晴らしいスタジアムで偉大なチームと対戦したんだ。自分のやったことが嬉しいし、勝ち点3を獲得できたので、このリズムを維持することが重要だ」と喜びを露わにした。
このドリブルシュートを披露した場所は3年前に死去したマラドーナをレジェンドとするナポリの本拠地。そのため、86年ワールドカップ準々決勝イングランド戦でマラドーナが5人抜きで決めたようなゴールだと思うかという質問を受けることになった。これに対しベリンガムは、「それは少し大袈裟だよ。いいゴールだったとは思うけど、YouTubeやドキュメンタリーで見た限りでは、マラドーナのクオリティーは僕よりはるかに高い。僕はただチームに貢献したいと思っていたし、このような雰囲気のスタジアムでは勝つことが重要だ」と謙虚に語っていた。
ベリンガムは今季ここまで公式戦9試合に出場し、8得点、3アシストと絶好調。こんなにも素晴らしいスタートを切れると予想していたかについて、「自分のことを信頼しているが、こんなにも良いスタートが切れるなんて思っていなかった。これは全てスタッフやチームメイトのおかげだよ」と返答し、感謝を述べていた。
最後にベリンガムのアシストから先制点を決めたビニシウスについて、「彼は信じ難い。おそらく僕にとって世界一の選手であり、今までのチームメイトの中で最も才能がある選手の1人だ。僕たちは素晴らしいコンビだよ」と称賛した。(高橋智行通信員)