イングランド・サッカー協会(FA)は、一部コミュニティーからの反発を恐れ、ウェンブリー競技場のアーチをイスラエル国旗の色で照らすことはなさそうだ。英BBC電子版が報じた。
英国政府は各スポーツ統括団体に書簡を送付。今週イスラエルで発生したイスラム組織によるテロに「適切に」対応し、犠牲者への支援を表明するよう促した。
ただ、政府はFAに対し、ウェンブリー競技場のアーチをイスラエル国旗の色に点灯するよう、具体的に指示はしていない。
BBCによると、FAはアーチを点灯させるのではなく、イングランド代表が13日にオーストラリアと親善試合を行う前に、平和と団結のメッセージを伝える予定だという。
昨年FAは、ロシアに侵攻されたウクライナへの連帯を表すため、ウクライナの国旗の色である青と黄色でウェンブリー競技場のアーチを照らした。
イスラム組織ハマスの攻撃によるイスラエル国内の死者は1200人に達し、イスラエルによるガザ空爆では1100人以上が死亡している。
FA、プレミアリーグ、各クラブは、イスラエルとハマスの戦いが続いていることについて、まだコメントしていない。
11日にはFAの会議が開かれ、アーチの点灯は分裂を招く可能性があると話す出席者もいたという。
実際にアーセナルのウクライナ代表ジンチェンコは「私はイスラエルの味方」とSNSに投稿し、同僚のエジプト代表MFエルネニーはSNSのプロフィル写真をパレスチナの旗に変更した。

