2026年FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会の南米予選は16日、各地で行われ、コロンビアがホームでブラジルに2-1と劇的な逆転勝利を収めた。FWディアス(リバプール)が「自由」を手にした父親の見守る前で2ゴールを決めた。

0-1の後半30分、左からのクロスを頭で合わせて同点に追い付くと、その4分後には右からのクロスを高い打点のヘッドで勝ち越し。会場は歓喜に包まれ、ディアスの父ルイス・マヌエル・ディアスさんもコロンビア・サポーターに囲まれながら涙を浮かべた。

10月28日、ディアスの父親はコロンビアの左翼ゲリラ「民族解放軍(ELN)」に誘拐された。警察の特別部隊が捜索を続けた。父が戻らないまま迎えた11月5日のイングランド・プレミアリーグのルートン戦。ディアスは同点ゴールを決めると、ユニホームをめくり「パパを自由に」と書かれたシャツを見せて解放を求めた。その4日後、父親は無事に解放された。

ディアスの活躍でブラジルに劇的な逆転勝利を収めたコロンビアは開幕から2勝3分けと唯一の無敗。勝ち点を9として3位に浮上した。エースFWネイマールをけがで欠いたブラジルは2勝1分け2敗で勝ち点7のまま。3位から5位に順位を下げた。