パリ・サンジェルマン(フランス)が、辛くもホームで引き分けた。勝ち点を1を積み上げただけで、1次リーグ突破は最終節(第6節)へ持ち越しとなった。

ニューカッスル(イングランド)をホームに迎え、勝てば決勝トーナメント進出が決まる一戦は大苦戦。前半24分、GKドンナルンマが相手シュートをセーブしたが、そのこぼれ球をFWイサクに押し込まれて先制点を許した。

FWエムバペ、デンベレらを軸に圧倒的な攻撃力を誇るチームだが、この日は組織的で強度の高い守備を見せるニューカッスルの前に時間ばかりが過ぎた。

韓国代表MFイ・ガンインも左MFで先発出場し、小気味のいいプレーを披露したが得点にはつながらない。

後半24分には右サイドからエリア内に進入したDFハキミが倒されたが、PKにはならず。VARチェックでもノーファウルだった。

1点のビハインドを負い、このまま敗れれば形勢は逆転し、1次リーグ敗退の危機に立たされるところ。敵陣ゴール前へ押し込み波状攻撃を仕掛けたが、かえってスペースがなくなり、ゴールが遠くなるという苦境を強いられた。頼みのエムバペも、エリア内でボールを持てば3人に囲まれるという状況が続いた。

後半42分にはエムバペがエリア内右から相手選手を激しいボディコンタクトではじきながらシュート。GKの正面となったが、さらにこぼれ球に左足を振り抜いたが、このシュートもゴール左へ外れた。

さらにアディショナルタイム1分、右クロスにFWバルコラがゴール前フリーで右足を合わせたがまさかのシュートミス。ボールは空中に高く舞い上がり、ピッチ外へと飛び出した。もはや攻め手はもうないかと思われた。

しかしアディショナルタイム6分、エリア内右でデンベレが中へ送ったパスにアプローチに寄せたニューカッスルMFゴードンの左手付近に当たり、こぼれた。主審は試合を止め、VARチェック。ハンドを確認し、PKをコールした。これを同7分、エムバペが正確なキックで決めて、土壇場で試合を1-1の同点とした。ほぼラストプレーで、まさに九死に一生のゴールとなった。エムバペは欧州CL66試合で43点となった(モナコで9試合6得点、パリSGで57試合37得点)。

勝ち点7のF組2位をキープ。パリSGのルイス・エンリケ監督は勝ち点1に安堵(あんど)した。「とても光栄だ」と前向きに発言した上で、「我々は勝利に値する。多くの決定機を作りだしたが、しばしばボールをゴールに入れることは難しくなるもの」。

シュート数は31本を数え(相手は5本)、ボール支配率も67%という試合をそう評した。