日本代表に初選出されたシントトロイデンのMF伊藤涼太郎(25)はホームのルーベン戦に先発出場し、終盤までプレーした。好機に絡み続けたが、試合は1-1の引き分けに終わった。

来年1月1日に行われるタイ代表との国際親善試合で初めて日本代表に選出された伊藤がいきなり見せた。開始1分、自陣左サイドからワンタッチで前線にスルーパス。抜け出したFWコイタの左からのパスに、逆サイドから攻め上がったDF橋岡大樹が右足でシュートを放った。これはGKにセーブされたが、伊藤を起点に流れるような攻撃だった。

その5分後には伊藤が敵陣中央で相手に寄せられながらも右へ展開。最後は右からのクロスをFWザヒロレスラムが右足で押し込んで先制した。ここでも伊藤が起点になった。

前半18分に一瞬の隙を突かれて同点に追い付かれたが、同30分過ぎには相手に退場者が出て数的優位に立った。その後は伊藤を中心に攻勢を強めたものの、相手GKの好セーブもあってゴールは奪えなかった。伊藤自身も得意の直接FKから右足でシュートを狙うも相手GKに防がれた。

伊藤はクラブ公式YouTubeのインタビューで「相手が1人退場してチャンスがあった中で自分たちが決めきれなかったのは個人的にも責任を感じている。GKが当たっていたにせよ、GKが絶対に取れないようなシュートはあると思う。そういうのを打たないといけない。もっともっと練習したい」と語った。

味方が次のプレーに移りやすい位置に通す気の利いたパスや、クロスの精度はJ1新潟時代と比べても磨きが掛かっている印象だが、今季はここまで16試合の出場で2得点1アシスト。「まだまだ数字は足りない。もっと伸ばしていきたい」と、さらなるレベルアップを誓った。