リバプールの日本代表MF遠藤航(31)が延長戦の激戦を乗り越え、欧州での初タイトルを手にした。延長後半にDFファンダイクが挙げたゴールで、チェルシーを1-0と下した。クラブにとってもMF南野拓実が在籍した2021-22年シーズン以来、2季ぶり10回目の「カラバオカップ」優勝となった。

遠藤が母国イングランドのサッカーの聖地、ウェンブリースタジアムに立った。定位置とする4-3-3の中盤の底に入ると、ボール奪取、縦に運ぶ巧みなプレーに攻撃的な縦パスと持ち味を見せた。

前半14分には中盤でのボールカットから縦に運び、前方へスルーパスを狙った。続く21分には自陣ゴール前、こぼれ球からシュートを狙われた場面でいちはやくスライディングしてブロック。さすがのプレーぶりだった。

リバプールは後半15分、FKからDFファンダイクが頭で押し込み、ついに均衡を破った。しかしVARでオフサイドがあったとしてゴールは取り消された。

その後は一進一退の攻防が続いたが、終盤はチェルシーの猛攻にさらされ、何度も波状攻撃を食らった。それでもゴールラインは割らせず。ともに決定的チャンスがありながら90分を0-0で終えた。

延長前半はリバプールがFWルイス・ディアスが左サイドから好機を演出するなど、優勢に試合を進めるが得点できない。後半10にもクロスボールをFWエリオットが頭で狙うが決まらない。時間ばかりが過ぎていく中、ついにその時がきた。

延長後半13分、右のCKからツィミカスが左足で入れたボールをファンダイクが相手と競り合いながら頭で押し込み、ついにゴールを奪った。このままリバプールは逃げ切り、優勝をつかんだ。遠藤は最後までピッチに立ち続け、歓喜の瞬間を迎えた。

日本代表主将が、名門リバプールで待望の初タイトルをつかんだ。